2009年 3月号
 
  クリニックニュースの発行が今月も遅くなりました。言い訳ですが、来月から新年度で、いろいろとクリニックの予防接種など変更することがあり、現在準備中です。

@ 大阪府下感染情報(3/2〜3/8)
 多い順から、感染性胃腸炎・溶連菌・水痘・突発疹・おたふくの順です。

A 当クリニック感染情報(3月13日現在)
 インフルエンザは、1月26日がピークで2月に入り徐々に減少しましたが、2月9日から現在までは横ばいで推移しています。現在流行の主流はB型で、比較的軽症例が多いようですが治癒するまで時間がかかる人もいます。来週からはさらに減少すると考えますが、終息するのは、春休みに入ってからになると考えます。卒業式や入学式などの年度末や年度初めの行事の多い時期です。大切な行事に出席できるように、流行最後にインフルエンザに罹患しないように、外出から帰宅すれば、手洗い・うがいを心がけましょう。それ以外では、溶連菌感染が認められます。
B MRV期・W期について
 現在中学1年生と高校3年生のみなさん、今月末までに必ずMRワクチンの予防接種を全員受けてください、現在実際に高校へ行っていない人も対象です(高校へ通学していれば3年生の人)。4月になれば任意となり、費用がかかります。大阪は不名誉な記録が多く、1月末の段階でも都道府県別の接種率は、全国最低です。
  特に高校3年生のみなさん
、大学受験や卒業式も終わった人も多いと思いますが、大学入学時にMRW期を接種したかの証明書の提出を義務付ける大学も出てきています。必ず接種お願いします。
  MR(はしかor麻疹・風疹)ワクチンは、生涯のうちに2回接種が原則です。

C ヒブワクチンについて
 現在、当クリニックでは新規の予約中止中です。全国から予約が殺到し、予約された全員に供給することが無理な状況です。1年ぐらいはこの状況が続きそうです。
  現在の最新の情報では、1診療所には月3名分のヒブワクチンは最低供給されます。それでもしヒブワクチンの供給に余裕があれば、全国の予約番号の早い人?からワクチンが供給されるとの情報です。これも、もし、1診療所で3名分のヒブワクチン供給で、ヒブワクチン供給に余裕がなくなれば、毎月3名しか接種できないことになります。現在当クリニックでヒブワクチンの順番を待っておられるかたにはご迷惑をおかけしています。もうしばらく、推移をみて、当クリニックのヒブワクチン供給量を見極めたいと考えます。以上から、当クリニックで待機中のお子さん、大きな声では言えませんが、遠慮なく、他院でも予約してください(接種すればできれば予約取り消しをお願いします)。特に2歳以下のお子さんは、早く接種されることをお勧めします。


D 新しい日本脳炎ワクチン
  おそらく6月ごろから、新しいワクチンが発売されます。しかし、現在と同様で、積極的に接種しなさいとは厚労省は言わないようです。ただ、現在よりワクチン供給量は増加しますので、接種を希望される人には、ワクチンは供給できそうですので、当クリニックでは積極的に接種する方針です。詳細わかればご報告します。

なかじまクリニック 小児科・循環器科
院長 談