| 先月の10月１日で当クリニックも開院１年を迎えました。まだまだ小児科クリニックとしては不十分なことはたくさんあると考えますが、今後も小児科クリニックとして、こどもが罹患する疾患に対して適切な対処と適切な情報の提供を行うとともに、こどもたちを病気から守り健康に育てていくために努力してまいりたいと考えます。今後とも宜しくお願いいたします。また、クリニックニュースも昨年11月から毎月発行していましたが、今回は９月号、10月号、11月号と合併号となってしまいました。今後も２ヶ月に１回ぐらいは発行を予定しています。話題として取り上げたいものがあれば、スタッフへお申し込みください。なお、感染情報は不定期で発行します。
① 最前線の小児感染情報
インフルエンザは大阪市内で11月はじめに今期初報告がありました。昨年も最初の報告は今頃でしたが、インフルエンザ罹患患者の増加は年を越えた１月下旬に始まり２月から３月にかけてピークをむかえました。このため、年内にはインフルエンザの予防接種を終えられるようにお願いします。その他、溶連菌感染とＲＳウイルス感染の増加が11月に入って認められます。このＲＳウイルスは年長児ではさほど問題のないウイルス（かぜ）ですが、６ヶ月以下の乳児や低出生体重児・心疾患のある乳幼児では、呼吸困難になり重篤になる場合があります。発熱の有無に関わらず、活気や哺乳力の低下を伴う鼻汁・咳・喘鳴があれば小児科へ受診してください。
② 麻疹・風疹予防接種変更
以前にもお知らせしましたが、来年４月１日から麻疹・風疹の予防接種が変更になります。
来年の４月１日までに２歳になられる方（生年月日が平成16年３月31日以前のお子さん）で麻疹・風疹の予防接種を受けておられないお子さんは、来年３月31日までに、必ず、麻疹・風疹の予防接種を両方とも受けてください。
来年４月１日以降に予防接種を受けようとすると自費扱いになります。
生年月日が平成16年４月１日から平成16年12月中のお子さんで、すでに麻疹の予防接種を受けられたお子さんあるいは年内に受ける予定のお子さんは、来年３月31日までに、風疹の予防接種を必ず受けてください。
生年月日が平成16年12月中から平成17年３月31日のお子さんは、来年３月31日までに４週間あけて麻疹と風疹の予防接種を受けることはスケジュール上困難な可能性が高く、このため、来年４月に入ってできるだけ早めに麻疹・風疹混合予防接種を予定することをお勧めいたします。
何かご要望、ご質問がありましたら、遠慮なくスタッフにお伝えください。
なかじまクリニック 小児科・循環器科
院長 談
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