N.Cニュース 第1巻 創刊号

 当クリニックが開院して、2ヶ月となりました。まだまだ慣れないことも多く、 皆様方には、ご迷惑をかけていますが、今後もスタッフ一同一丸となって、 地域に愛されるクリニックを目指します。
 ところで、開院して気付いたこと、今後の予定などをお知らせします。

@10月の小児感染情報
先月は、"おたふくかぜ"と"手足口病"が流行していました。 現在はやや沈静化しています。まず、"おたふくかぜ(流行耳下腺炎)"ですが、 この診断は難しい疾患です。"おたふくかぜ"は一生に一度しか、かかりません。 しかし、耳下腺が腫れるウイルス性の疾患(感冒)は、まれですがあります。 この区別は、診察しても正直なところ判断できません。一般的に、まず、"流行 していること"、"おたふくかぜ"は、耳下腺の腫れが引くまで学校を休まなけれ ばならないので(約1週間)確定診断は重要です。また、かかっていなければ、 小学校入学あるいは低学年までには任意予防接種ですが、予防接種を おすすめします。 "手足口病"は、何種類かのウイルスで発症します。ただ、診断できた段階で、 言い換えると発疹が出た段階で、まだ少しウイルスは排泄していますが、 このウイルスでは感染力が非常に低いと考えられていて、羅患した本人が 元気であれば、幼稚園などを休む必要はありません。

A クリニックの今後の予定
11月から、予防接種と乳児検診を火曜日または金曜日の午後の予約で開始 しました。現在はインフルエンザの予防接種が主な仕事となっています。 また来年1月からは、木曜午前の一般診を開始する予定です。 急性疾患の多い小児科としては日々変化する症状の変化を可能な限り見落と さないことが重要との考えからです。 前勤務地の仕事の都合で、あと2ヶ月ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い します。  

毎月発行できるかわかりませんが、とりあえずNCN第1巻1号を発行させていただきました。今後も続ける予定ですが、何かご要望、ご質問がありましたら、ご遠慮なくスタッフにお伝えください。                    


なかじまクリニック 小児科・循環器科
       院長 談